前回のバヌーシー1期募集の出資に引き続き2期の出資について報告やな。まずは、2期募集で気になった3頭をピックアップしてポイントを解説。
2期募集馬からピックアップ
牡馬でノーザンファーム生産ってことで、まず気になったんがこの馬やな。父ルーラーシップは好き嫌いが分かれるかもしれんけど、個人的には堅実に走る割に種付け料も高くなくて、募集額も控えめやから、一口馬主にとってはコスパええ種牡馬。ルーラーシップとかキセキの成績見ても、2着や3着が多いけど、何度も上位に入ってくれる馬って馬主からしたらありがたい存在やな。
ルーラーシップ産駒はサンデーサイレンス系との相性が良くて、特にディープインパクト系とは相性バッチリやね。中距離で活躍する馬が多いし、牡馬との相性もええ感じ。母チャームドヴェールは、ディープインパクトの母ウィンドインハーヘアの牝系やから、ルーラーシップとの組み合わせには期待が高まるわ。
馬体も良くて、パッと見はマイラーっぽいけど、古馬になってキ甲が抜けてきたら中距離向きの体型になるんちゃうかな。歩様も、母の名前にピッタリでチャーミングやし、ちょっと幼さが出てて可愛いけど、重苦しさもなくてリズムも良かったから、特に悪いとこはなかったな。
厩舎は大竹厩舎。バヌーシーが気性の難しい馬をよく預ける厩舎みたいやけど、父ルーラーシップも気性がちょっと難しかったし、その影響もあるかもな。今のところはおとなしくて、ちょっとビビりな感じやけど、ゲートでアオったり出遅れ癖が出たりせえへんか心配やな。それでも、血統的には芝向きやし、大竹厩舎との相性も良さそうやから、期待できるわ。
ブラックタイプを見てわかるように、北米G1を勝った馬の半妹で、この募集価格1,800万円はかなりお得な一頭やな。父ミッキーアイルの産駒にはメイケイエールやナムラクレアみたいに、牝馬で芝の短距離に実績がある馬もおるけど、ダートでも潰しがきいて、勝ち上がり率も約3割と悪くない数字や。サンデーサイレンス系らしく、母父はノーザンダンサー系との相性が良いけど、シルバーバレットムーンの2023の母父ボールドルーラー系との相性はデータが少なくて未知数。オープンクラスは難しいかもしれんけど、いくつかは勝てるんちゃうかな。でも、損益分岐点を考えると出資口数は多いほうがええし、新規で数口だけ出資するとなると、回収が厳しくなりそうやな。
馬体は、隣の馬房にいるランプフィーバーの2023と比べると少し小柄やけど、それはランプフィーバーの馬格が良いだけで、標準以上やと思う。ただ、馴致が体ができた順に待っている状況やから、新馬戦後の短距離で勝負するなら、この遅れが致命的になるかもしれん。
厩舎は池添学厩舎。シルクやキャロットなど、他のクラブからの良血馬が多く揃う厩舎やから、価格が安い本馬は後回しにされるかもしれんな。
総じて判断すると、バヌーシーでメインに出資している方にはおすすめやけど、これまで出資口数が少ない人や新参者には少し厳しいかもしれん。新参者のウマキンはスルーする方向で考えているで。
半兄のキングスコールがレコード勝ちしてすぐに落札された馬だけあって、落札額は8,800万円とオルフェーブル産駒の牝馬にしてはかなり高めな印象。キングスコールの活躍がなければ、バヌーシーで募集されることもなかったやろし、運命的なものを感じる一頭やな。兄のおかげで血統的な価値は倍増で文句ないやろ。問題はドゥラメンテからオルフェーブルになることでどう変化するかやな。
父オルフェーブルはウシュバテソーロのようにダートでも活躍する馬を出すから、本場も芝がだめならダートでもチャンスがありそうや。母父がFrankelということもあり、距離的な融通も効きそうやけど、マイルはちょっと忙しいかもしれんな。父オルフェーブルは「金色の暴君」と呼ばれるほど気性的に激しいところがあるけど、牝馬は牡馬と比べておとなしい傾向があるから、この時期にはあまり心配せんでも大丈夫とちゃうかな。
馬体は、半兄キングスコールに比べると少し見劣りするけど、馬体重は標準サイズ。馴致が始まると大きく変わってくる気がするな。何より尻尾が金色なところは、この馬がアイドルホースになれる素質があるということで、出資者にとって嬉しいポイントや。歩様については尻尾にしか目がいかないので割愛するで。
厩舎は半兄キングスコールと同じ矢作厩舎。トップ厩舎だけあって、矢作厩舎はクラブにより忖度はせず、馬で選り好みするタイプ。矢作師が気に入った馬を預かる傾向が強いから、今回預かることになったのもキングスコールの活躍があったからこそで、その点は兄に感謝やな。もし活躍すれば海外出走もあるかもしれんし、出資者としては楽しみな一頭になるはず。
バヌーシーが落札額より大幅に下げて募集されているところから、この馬にかける意気込みを感じるな。出資は1口制限があるほど人気になりそうやけど、これは出資すべき一頭やな。
2期の出資結果
チャームドヴェール2023
レインオンザデューン2023
に出資確定!
バヌーシーの2期募集は、1期に比べて競争が少なかったおかげで、出資したかった人は無事に出資できたみたいで何よりやな。レインオンザデューンの2023も2000口の募集で1口の上限やったから、すぐには満口にならんかったしな。一口しか出資できひんから物足りないって文句言うてる人もおるらしいけど、それはちょっと自己中すぎるわ。ともあれ、出資希望した馬にはちゃんと出資できたから満足!
これからはユニオンの2頭とバヌーシーの3頭、愛馬たちを見守っていくで。
全頭無事にデビューできることを願ってるわ。
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